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ロタウイルスとは?症状や予防接種の効果、接種できないケースを解説

ロタウイルスは、乳幼児に多く発症する感染症胃腸炎のひとつ。場合によっては重症化し、生死に関わることも。ロタウイルスの症状や予防接種の受け方、ワクチンの接種ができないケースを医師が解説します。

Q. 乳幼児はロタウイルスにかかりやすい? どのように予防接種を受ければよい?

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乳幼児はロタウイルスにかかりやすいと聞きました。予防接種はどのように受けたらいいですか?

A. ロタウイルス胃腸炎は乳幼児に多く発症する感染性。生後6週から予防接種が可能。

ロタウイルス胃腸炎の症状

ロタウイルス胃腸炎は、乳幼児に多く発症する感染性胃腸炎の一つです。突然の嘔吐とそれに伴う水様性の下痢、発熱などの症状があらわれます。生後3カ月までは、ママから移行した免疫があるので、感染しても症状が出なかったり軽い症状ですみますが、生後3カ月以降になると、初感染では重症化しやすくなります。

特に生後4カ月~2歳未満の乳幼児か感染すると、重症化しやすいので要注意! 最悪の場合、脱水や痙攣、腎障害や脳症などを合併し、生死に関わることがあります。

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ロタウイルスワクチンの接種の仕方

ロタウイルスワクチンには、以下の2種類があり、ワクチンによって摂取回数が異なります。またどちらかを接種を始めた場合、2回目以降のワクチンを変えることができません。

・ロタリックス
最も流行しやすく、重症化しやすい1種類のウィルスに対するワクチンを弱毒化したもの。生後6週目から初回の接種を始め、1回目から4週以上の間隔をおいて生後24週までに2回目を接種します。

・ロタテック
流行して重症化しやすいウイルスなど、5種類のウイルスを弱毒化したワクチンです。生後6週から初回の接種を開始し、1回目から4週以上空けて生後32週までに3回接種します。

ロタウイルスワクチンは生ワクチンのため、接種後4週間は他のワクチンを受けることができません。1歳未満の子どもは、接種しなければいけないワクチンがたくさんありますので、同時に他のワクチンを接種することが推奨されています。ワクチンの同時接種は世界的に行なわれて安全性が確認されています。ロタウイルスワクチンは、小児肺炎球菌ワクチンやHibワクチンと同時接種をするのがおすすめです。

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ロタウイルスワクチンの接種ができないケース

ロタウイルスワクチンは、腸重積症(子どもに多い病気で、腸が腸のなかに折り重なるように入り込み、腸閉塞を起こす病気)がおこりにくい年齢で接種することが決められています。また、以前に腸重積症を起こした子どもや、腸重積症をおこしやすい腸の病気の子どもは接種することができません。

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