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赤ちゃんも安心♪セスキ炭酸ソーダの掃除のコツと使い方

油汚れには重曹が一般的。でも最近注目される「セスキ炭酸ソーダ」もエコで便利!「セスキ炭酸ナトリウム」とも呼ばれます。水と混ぜてつけ置き洗いをしたり、スプレーにして汚れに吹きかければあっという間に綺麗になる万能洗剤! ママライターがママ目線で知って得するセスキの良さをご紹介します。

セスキ炭酸ソーダの基本知識

セスキ炭酸ソーダは、炭酸ナトリウム(アルカリ性)と重曹(ごく弱いアルカリ性)を混ぜたもの。

弱いアルカリ性をもつ無機質の洗浄剤で、お肌にも環境にも負担が少ないのが特徴です。市販の家庭用洗剤や入浴剤にもよく配合されています。

最近では、ホームセンターだけでなく100均ショップなどで簡単に手に入ります。

セスキ炭酸ソーダで落ちやすい汚れ

アルカリ性であるセスキ炭酸ソーダは、たんぱく質汚れ、皮脂汚れ、油汚れに強い特徴があります。

たんぱく質汚れの代表的なものといえば、垢(あか)や飲食物の食べこぼしなどがありますよ。

重曹との違い

アルカリ性洗浄剤としてよく使われるのは重曹。セスキ炭酸ソーダと重曹は、アルカリ性の強さが異なります。

▼アルカリ性の強さ
重曹 < セスキ炭酸ソーダ < 炭酸ナトリウム

アルカリ性が強いほど洗浄力が増します。お掃除の用途によって使い分けるのがいいですね。

他にもセスキ炭酸ソーダは重曹に比べ水に溶けやすいという性質も。水溶液を簡単に作りやすくて便利です。時間がたっても変質しにくく、常温で長期間保存が可能ですよ。

家事別! セスキ炭酸ソーダの使い方

セスキ炭酸ソーダは家事によって効果的な使い方が異なります。シーン別に合う使い方をご紹介します。

洗濯×セスキ炭酸ソーダ

セスキ炭酸ソーダは洗濯の強い味方! 食べこぼし汚れや油汚れを落としてくれます。

血液汚れにも強いので、経血で汚した下着などにも有効です。消臭効果も期待できますよ◎

▼衣類の汚れの落とし方
①40〜50度のお湯30Lに大さじ1杯のセスキ炭酸ソーダを入れる
②お湯に汚れた衣類を入れ、3時間以上浸ける
③洗濯機で通常モードで洗う

洗濯機のカビの予防にも◎

キッチンのお掃除×セスキ炭酸ソーダ

油汚れに強いセスキ炭酸ソーダが特に活躍するのはキッチン掃除。

電子レンジ、換気扇、ガス周り、魚焼きグリルについた油汚れを綺麗に落としてくれます。

▼キッチンの油汚れの落とし方
①スプレー容器に水500mlを入れる
②セスキ炭酸ソーダを小さじ1杯加え、軽く混ぜる
③油汚れにスプレーを吹きかけ、キッチンペーパーやスポンジでこする
④水拭きしてセスキ炭酸ソーダを拭き取る


スプレー容器は100均などで簡単に手に入りますよ。3か月以内を目安に使い切ってくださいね。

お風呂掃除×セスキ炭酸ソーダ

皮脂汚れに強いセスキ炭酸ソーダは浴槽の固まっている汚れや、浴室タイルにつきやすい黒カビ・赤カビ予防にも◎

上記に載せたスプレーを吹きかけ、お風呂用スポンジやブラシで磨きます。泡が立ちにくいのですすぎも簡単。最後に冷水をかけるとツルツルに♪

天井に使用する際は目や口にスプレーが入らないよう気を付けてくださいね。

使用の際の注意点

・アルカリはたんぱく質を溶かします。肌の弱い人はゴム手袋を使用すると安心です。
・粉タイプは湿気を吸うと固まります。ジップ袋に入れるか蓋付の容器で保存しましょう。
・粉や水溶液が目や口に入った場合、流水で十分にすすぎ流してください。もし、痛みなどが残る場合は、医療機関に相談してください。
・事故予防のため、子どもの手の届くところに置かないでください。

セスキ炭酸ソーダが苦手なお掃除

泥汚れには向いていません。機械油や口紅などの頑固な油汚れ、衣類のしみなどにもNG。畳やカーペットの汚れ、ワックス済みフローリングの拭き掃除も避けたほうがいいでしょう。

また、アルミ素材を溶かす性質があります。アルミ鍋などのお手入れには使わないようにしてください。

小さなお子さまがいる家庭にこそ、セスキ炭酸ソーダがおすすめ!

さまざまなお掃除や洗濯ができる上に、自然由来で安全性の高いセスキ炭酸ソーダ。赤ちゃんがいる家庭では嬉しいアイテムですよね。

頑固な汚れをごしごしこする力仕事はうんと減りますよ◎ 毎日の家事に追われるママさんにこそ使ってほしい、おすすめ洗浄剤です。


画像:PIXTA

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