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こどもの日を我が子と楽しもう!当日すること、遊び、食べ物、由来などをチェック

ゴールデンウィークの最終日5月5日はこどもの日です。こどもの日とは一体、どのような日なのでしょうか? 今回の記事ではこどもの日の由来や、こどもの日におこなっている日本の風習をご紹介します。昔からの風習を取り入れた遊びもご紹介しますので、家族みんなでこどもの日を楽しみましょう♪

こどもの日って一体どんな日?

こどもの日 5月5日 こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。

こどもの日は子どもが元気に成長したことをお祝いするとともに、実は母への感謝も伝える日として、1948年に定められました。

男の子のお祝いというイメージが強いですが、今では子どもたちみんなをお祝いする日となっています。

こどもの日の由来とは

こどもの日はどのように始まったのでしょうか?
そもそも5月5日は「端午の節句(たんごのせっく)」とよばれています。節句とは、中国の陰陽五行説から生まれ日本で定着したもので、季節の変わり目の日を指します。

「端午の節句」を祝う風習は、江戸時代に広まったとされています。

旧暦五月五日のことで、古代より重要な節日であり、江戸時代には五節供の一つとして、幕府の式日に定められ、武家社会に定着すると共に、民間にも広まっていった。

引用:『知っておきたい 日本の年中行事事典』株式会社吉川弘文館,2012年2月10日発行

五節供(五節句)というのは、1年間の中で重要な5つの節句を指す言葉です。

五節句のうち、1月7日の「人日の節句」、9月9日の「重陽の節句」はあまり馴染みがないかもしれません。

ですが、残りの3つの節句は子どもたちもみんな知っているお祭りです。
5月5日の「端午の節句」(こどもの日)、3月3日の「桃の節句」(ひなまつり)、7月7日の「七夕の節句」(七夕)がそれにあたります。

日本の大切な年中行事として、ひなまつり、こどもの日、七夕の3つは子どもに覚えさせたいですね。

こどもの日にすること・用意する食べ物

1. 鯉のぼりを飾る

鯉のぼりは、中国の故事「登竜門」にあやかっています。「登竜」と呼ばれる急流を登った鯉は竜になれるというものです。この故事から、鯉は立身出世の象徴とされているのです。

つまり、鯉のぼりは子どもの立身出世を願って飾っているのです。

ちなみに、中国の伝説からあやかったものですが、鯉のぼりを飾るのは日本だけの風習です。4月中旬頃からこどもの日が終わる頃まで鯉のぼりを飾る人が多く、飾るなら大安の日がベスト◎

庭に飾れる大きなものから、最近ではバルコニーやお家の中でも飾れるコンパクトな鯉のぼりも販売されています。
生活スタイルに合わせた鯉のぼりを選んで飾ってみましょう。

大々的に鯉のぼりを飾るイベントが開催されることもあるので、子どもと一緒に出かけてお祝いするのも良いですね。

2. 兜や鎧、五月人形を飾る

我が子を守ってくれるようにという願いを込めて飾られる、兜(かぶと)や鎧(よろい)、五月人形。五月人形は金太郎がモデルになっており、健やかに成長して欲しいという願いも込められています。

3. 柏餅やちまきを食べる

柏餅の柏の木は新芽がでないと古い葉が落ちない植物です。そのため、家系や子孫が絶えないと、子孫繁栄の象徴とされています。

縁起をかついで、江戸時代から柏餅を食べる風習が広まりました。

一方、邪気や病気などの災いを避けるという意味があり、ちまきを食べる中国の伝統も広まっています。関東では柏餅を、関西ではちまきを食べる習慣があるようです。

4. 菖蒲湯に入る

こどもの日には強い香りが病気や災いを追い払い、その上暑い夏を乗り切れると言われている菖蒲の葉をお風呂に入れます。菖蒲湯に浸かり、厄払いをしているのです。

菖蒲は日本がまだ武家社会だった頃、「勝負」「尚武」という言葉にかけられていました。菖蒲湯には子どもの強い成長を祈る意味も込められていたのです。

こどもの日にちなんだ遊び

こどもの日のなぞなぞをしよう

先ほど紹介したこどもの日の雑学を、クイズやなぞなぞにしてみましょう♪

子どもの年齢に合わせてクイズの難易度を変えてみてください。
例えば、このようなクイズはいかがでしょうか。
「(鯉のぼりを見せて)このお魚の名前はなんでしょう?」
「(柏餅を見せて)このおもちの名前はなんでしょう?」
「こどもの日の別の呼び方はなんでしょう?」

こどもの日はゴールデンウィークにあたりますから、お出かけをする方も多いでしょう。お出かけの移動時間や待ち時間にクイズで楽しむのも良いですね。

鯉のぼりや兜を作ってみよう

子どもと一緒にこどもの日グッズを楽しく手作りしてみてはいかがでしようか。こどもの日を代表する鯉のぼりや兜は、簡単に折り紙や新聞紙で作ることができます◎

飾ったり被ったり楽しく遊べますね。親子でたくさんコミュニケーションをとりましょう!

まとめ

こどもの日にはちまきや柏餅を食べ縁起を担ぎ、菖蒲湯に浸かって厄払いをします。そして子どもの健やかな成長を願い、鯉のぼりや兜を飾るのが伝統です。

全てこなすのは難しいかもしれないので、自分のおうちに合ったお祝いの仕方で子どもたちと楽しみましょう!