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【幼児教育専門家直伝】どう対応したらいい?なぜなぜ期どう乗り越える?

子どもの成長過程で必ずやってくるなぜなぜ期。尽きることのないなぜなぜにどう対応したらいいのか、わからなくなってしまうこともありますよね。今回は、なかなか正解がわからないなぜなぜ期の乗り越え方を幼児教育専門家の先生に聞いてみました!

子どものなぜなぜ期について幼児教育専門家に聞いた!

幼児教育専門家 加藤久乃先生

今回は、子どものなぜなぜ期について幼児教育専門家 加藤久乃先生にお伺いしました!

加藤先生は、2歳と0歳の2児のママでもいらっしゃいます。

Q1. なぜなぜ期ってどんな時期?

A. 知的好奇心が旺盛になった時期

「大体がイヤイヤ期を経てなぜなぜ気がくるというのが成長としてあります。
自分が好きなものとか、なぜなんだろうと思うものに興味を持って調べて、結果まで持ってくるというのを自分で出来るようにするための大切な時期なので、大変なんですけどできるだけ対応をしてあげるといいです。」

Q2. どう答えるのが正解?

A. 物事の原理というより目的が回答として欲しい

「大人って原理を知っているので難しく考えるんですけど、お母さんがそのまま思った感想とかでいいです。一緒に図鑑や辞書で調べてみたりして一緒に解決していくっていうのがすごくいいです。」

Q3. NGな答え方って?

A. 突き放す答え方

「そんなの自分で考えてよ、など突き放す答え方がNGです。」

Q4. 気まずい質問の答え方は?

A. 事実なんだけど、子どもがへえそうなんだって着地できるようにする

「事実なんだけど、子どもがへえそうなんだって着地できるようにさせてあげる。
ふわふわさせてると、結局なぜなぜ期がなぜなぜのままになってしまうので、ちゃんと親なりの回答で着地させてあげるといいです。」

Q5. 加藤先生が難しいと感じられた質問は?

身体が不自由な人に対して子どもがなんでこうなの?って質問をされたとき

「身体が不自由な人に対して子どもがなんでこうなの?って質問をされたときにわたしが答えたことは「君に無いものを持っているんだよ」答えました。
そうしたら「どんなこと? 」って聞いてきたので「あの方は車椅子に乗っている世界が見えるけど、あなたは二本足で歩いているでしょ、全く違う世界を見られるんだよ」って視点や見方を変えてあげる、ストレートに伝えていいこと、子どもにどういう風に思って欲しいのかをという理想もあるんですけど、私はそういう風に答えました。」

親が答えづらいなぜなぜ4連発

① ママはもう大きくならないの?

A. 大きくなるよ!

「そのままの結果を伝えてあげましょう。」

② 丸はなんで丸いの?

A. そういう形だからだよ!

「子どもには、できるだけシンプルでそうなんだっていう回答が一番わかりやすいです。」

③ このパンはなんで喋らないの?

A. (喋るパンは)命が入ったんだよ

「ちゃんとお母さんが考えてくれたっていうことが大事です。」

④ 紙はなんでハサミで切れるの?

A. ハサミで紙を切れることを理解できた子には、紙っていう素材を教えてあげる

「ハサミで紙を切れることを理解できた子には、紙っていう素材を教えてあげたり、少しずつ原理を教えてあげましょう。

回答に困ったときは一緒にやってみようとか、一緒に考えようっていう展開の方が子どもとしては楽しかったり、お母さんが受け止めて聞いてくれて一緒にわからないことを分かるようにしていくっていうのを学んでいくのでそういう回答がいいかなと思います。」


今回は幼児教育専門家の先生に子どものなぜなぜ期について詳しく教えてもらいました!

ぜひ参考にしてみてくださいね◎


ライター: 山本奈津季