PREGNANCY

不妊治療っていくらかかる?妊娠した? 妊活のリアルまとめ

今、妊娠を希望するカップルのうち6組に1組が不妊で、不妊治療を受けるカップルが増加中*。いつ始め、費用はどれだけかかったのか、そして妊娠はできたのか…気になるアレコレを経験者に聞きました◎

不妊治療を経験したことのある女性(75名)を対象にしたアンケートより、妊活・不妊治療のリアルをご紹介します。

不妊治療を始めた年齢は、平均31.8歳

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不妊治療を始めた年齢としてもっとも割合の多かったのは20代後半。平均値は31.8歳でした。

30歳前後に不妊治療をするかどうかの選択をする人が多いことがわかります。

不妊治療の結果、妊娠した人は約50%

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今回アンケートをとった75名のうち、不妊治療のすえに妊娠をしたのは37名。約5割弱の方が妊娠に至りました。

かけた費用は6割近くが「50万円未満」

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お金がかかることで有名な不妊治療。治療費用の金額としてもっとも多かったのは「1万円以上10万円未満」。ほとんどの方が排卵日を特定して妊娠しやすくする「タイミング法」のみを実施していました。

次に多いのは「10万円以上、50万円未満」。タイミング法だけでなく「排卵誘発法」にも取り組んでいる方が多く、中には「人工授精」をおこなった人も。

一方、「体外受精」に取り組んだ方の多くが「100万円以上」と回答。中には300万円以上の費用をかけている方もいました。

他にも漢方薬での治療や卵子凍結を選択する人も。

治療期間は、「半年以上1年未満」がもっとも多い

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治療期間は「半年以上、1年未満」がもっとも多く、「3年未満」と答えた人は7割にのぼりました。

不妊治療中、周囲の反応で傷ついたことがある人は4割以上

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不妊治療についての理解は徐々に広まってはいるものの、それでもいまだに傷つく言動にあった方が大勢いました。

「お先に」と言う同僚、不妊の原因を押しつける夫…

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傷ついた言動としてあげられたのは、職場の上司や同僚、友人によるものにとどまらず、夫や親族など身近な人による場合も。

①同僚、上司

同僚に「お先に」と言われた。「赤ちゃん出来ないんですか?」と言われた。(41歳女性)

上司に子供を作るやり方を教えてあげようかとセクハラされた(35歳女性)

②友人

「悲劇のヒロインを演じている」と友人に言われた。(42歳女性)

流産したことを、話したこともない人達が知っていた。(49歳女性)

③夫

夫の協力のなさ。(55歳女性)

男性不妊であることは夫が姑には言いたくなかったらしく、できないのは私の責任のように思われていた。(43歳女性)

④親族

実の父親から「体外受精でできたこどもやから、どんな子かわからん。なにか問題があるかも」と言われた。(37歳女性)

まだ子供できないの?という実母のなにげない一言に傷ついた。(32歳女性)

妊娠せずに治療をやめた人は5割弱。その理由は…

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不妊治療を経験した人のうち、妊娠しないまま治療を中断している人の割合は45.3%でした。

その理由はさまざま。中でも多かったのは「精神的な面で余裕がなくなった」でした。

理由①精神的な面で余裕がなくなった

諦めた(43歳女性)

主人との考え方が合わなかった(32歳女性)

理由②年齢的に止めどきだと感じた

年齢が上がってもう無理だと思った。(43歳女性)

生理が無くなった為(50歳女性)

理由③費用の面で余裕がなくなった

自分が精神疾患にかかってしまい、そっちの治療を優先せざるを得ないため(33歳女性)

金銭的負担が大きいので通院したくなくなった(38歳女性)

その他…

どこも悪くなくても、排卵日に関係しても、できないケースは山ほどあると悟った(40歳女性)

パートナーが変わり不妊治療に消極的(42歳女性)

妊娠する人もいれば、しない人も。治療の進め方は十人十色

今回のアンケートでは、不妊治療にかける期間や金額と妊娠する確率に相関は見られませんでした。どんな治療をするかも人それぞれ。

不妊治療を検討している方は、ぜひ専門の病院でカウンセリングを受け、自分に合った治療を探してください。

画像:pixta
グラフ:20代〜50代の不妊治療を経験したことのある女性(75名)を対象にしたアンケート結果よりママタス作成