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赤ちゃん用日焼け止めはどう選ぶ?紫外線対策の基本

紫外線が気になる季節。赤ちゃんに日焼け止めを塗るべきか、どんな日焼け止めを選べばいいのかお悩みの方は多いはず。赤ちゃんの日焼け止めの選び方、SPFやPAの強さや避けたい成分などを徹底解説します。

赤ちゃんの肌を守ろう!紫外線対策は0歳から

紫外線がもたらす身体への影響

紫外線を浴びすぎると、皮膚ガンの発症リスクが高まり、免疫力が低下したり老化が進んだりすることが多くの研究からわかっています。

特に赤ちゃんの肌はとてもデリケート。大人に比べて皮膚がずっと薄く、バリア機能も未熟です。そのため紫外線の影響を大人よりも受けやすいと言われています。

紫外線によるダメージは身体に蓄積されます。お子さまの将来のためにも、赤ちゃんの頃から紫外線対策をしてあげたいですね。

適度に紫外線を浴びるのは効果的

じつは紫外線を浴びることは、悪いことだけというわけではないんです。

紫外線に当たると、体内でビタミンDが生成されます。ビタミンDはカルシウムの吸収を促進してくれる栄養素。免疫力を高める効果もあると言われています。お子さまの成長に不可欠な栄養素なんですよ◎

お外遊びもしたい! だからこそ日焼け止めが有効

お子さまの成長のためにも、適度に日光に当たって遊びたいところ。そんなときに頼りになるのが日焼け止めクリームです。

赤ちゃんの肌にも安心して塗れる日焼け止めが多く販売されています。安心して思い切り遊ぶためにこそ、日焼け止めクリームを使って効率よく紫外線予防をしたいですね。

SPFとPAはどのくらいが適切? 赤ちゃんの日焼け止めの選び方

SPFとは?

SPFは、皮膚ガンや白内障の原因となる紫外線B派(UVB)をどのくらいカットしてくれるかを示しています。

SPFは10、20、50などの数値で表示され、数値が高いほど長時間UVBをカットします。

例えば「SPF30」は、紫外線を浴びて日焼けをするまでの時間を30倍遅らせくれます。

PAとは?

PAとはシミやたるみの原因となる紫外線A派(UVA)をカットする効果のこと。

表示される「+」の数が多いほど効果が高いことを意味します。

赤ちゃんの日焼け止めは「SPF10〜20」「PA+」

政府環境省のガイドラインによれば、子ども大人に関わらず日常生活ではSPF20、PA+の日焼け止めで十分紫外線を予防してくれますよ◎

日焼け止め成分「吸収剤」と「散乱剤」も要チェック

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紫外線吸収剤とは

日焼け止めに含まれる紫外線を予防する成分は、「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」に分けられます。

紫外線吸収剤は紫外線を吸収するしてお肌を守ります。紫外線吸収剤は肌に塗っても白くならない便利な成分です。

しかし、まれにアレルギー反応を起こす場合があります。赤ちゃんや敏感肌の方は注意が必要です。

紫外線散乱剤とは

紫外線散乱剤は紫外線を散乱させることによりお肌を守ります。

紫外線吸収剤に比べると塗ったときに白くなりやすいですが、アレルギー反応を起こすことがほとんどありません。

赤ちゃんには吸収剤フリーが◎

赤ちゃんや肌の弱いお子さまには、吸収剤が使われていないものを選びたいですね。

紫外線散乱剤のみを使用している日焼け止めには、「紫外線吸収剤フリー」や「ノンケミカル」と記載されていることが多いですよ◎

他にも気をつけたいポイントは

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落としやすさ

赤ちゃんに塗る日焼け止めなら、落としやすさも肝心。クレンジング剤不要の石けんだけで落とせるものがいいですね。

天然成分ならなお安心

指しゃぶりをする赤ちゃんには、天然成分の日焼け止めが◎ 口に入っても安心な成分なら気軽に使うことができます。

赤ちゃんにオススメな日焼け止めはこれ!

アロベビー UV&アウトドアミスト

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100%天然成分由来の、赤ちゃんのお肌を第一に考えて作られている日焼け止めです。お湯だけできれいに落とすことができます。

ミストタイプなので、じっとしていない赤ちゃんでもささっと塗ることができ、ストレスなく日焼け対策できますよ♪ 日焼け止め効果だけでなく、虫よけ効果もあるので夏のお出かけにはピッタリです。

(内容量80ml、SPF15/PA+)

パックスベビー UVクリーム

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クリームタイプの日焼け止めです。さらっと伸びやすく、石鹸で落とすことができますよ。保湿効果もあるので、赤ちゃんのお肌の潤いを保ちながら紫外線対策ができます。もちろんノンケミカルです。

(内容量30g、SPF17/PA+)

ピジョン UVベビー ウォーターミルク

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ベビーグッズで有名なピジョンの日焼け止めです。ウォータータイプでべたつかずに軽いつけ心地が特徴。新生児から使えます。

保湿効果や肌荒れ防止成分も含まれているので、紫外線対策と一緒に赤ちゃんのスキンケアもできちゃいます◎

(内容量60g、SPF15/PA++)

夏に向けて紫外線対策を始めよう!

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赤ちゃんには日光浴も必要ですが、必要以上に紫外線を浴びせるのはよくありません。

これからますます紫外線が強くなっていきます。帽子や長袖のはおりものなどを用意するのはもちろんですが、日焼け止めも効果的に活用しながら紫外線から赤ちゃんのお肌を守ってあげましょう♪

ライター:みこ445
画像:fotolia