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離乳食を安全に作り置きするには?冷凍方法やおすすめ保存容器

【看護師監修】毎回離乳食を一から作るのは大変! そんなときに便利なのが冷凍保存です。安全で正しいフリージング方法や、便利なおすすめ保存容器などを紹介します。

離乳食をどう保存する?

はりきって離乳食を作っても、赤ちゃんが一度に食べられる量はごくわずか。あまった離乳食は、冷蔵保存、冷凍保存をすることで、後日も食べてもらうことができます。

冷蔵・冷凍した離乳食はいつまで食べられる?

一般的に、冷蔵保存した離乳食は翌日まで、冷凍保存の場合は1週間後まで保存できると言われています。

もちろん季節や保存状態によって保存期間は前後します。赤ちゃんにあげる前に一度大人が試食してみて、問題がないか確認しておくと安心ですよ。

保存方法のおすすめは、フリージング!

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フリージングとはすなわち冷凍保存のこと。冷蔵庫で保存するのに比べ比較的安全で、保存できる期間も長いので、離乳食の保存方法としておすすめです。

フリージング方法についてご紹介します。

フリージング方法の基本はこれ!

1. 作った離乳食を冷ます

離乳食は冷凍庫に入れる前に必ず粗熱を取りましょう。熱いまま冷凍庫に入れると、冷凍庫内の温度が下がり、他のものが溶けてしまったり腐ったりしてしまいます。

2. 小分けにする

冷めたら製氷皿や小分け用の容器に入れます。このとき、お子さまが一回で食べられる量に小分けしておくと◎ 解凍したものをそのままお皿に出して食べられます。

3. 冷凍庫に入れる

これでフリージング準備完了です。1週間をめどに食べ切ってくださいね。

これは使える! おすすめフリージンググッズ

1. 凍った離乳食が取り出しやすい「エジソン冷凍小分けパック」

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少量に分けられる便利なパックで、フタも付いています。素材がやわらかいプラスチックなので、凍った離乳食を取り出すのがとっても簡単! 一つずつ取り出すことも可能です。

2. お出かけにぴったり「ピジョン冷凍小分けパック」

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エジソンのパックとは異なり、ピジョンの小分けパックは一つ一つが独立しています。だから、お出かけ時に持っていくのに最適! そのまま電子レンジ解凍もできますよ。

3. 意外と便利な「ジップロック」

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作った離乳食を薄く伸ばして冷凍すると、凍った後でパキパキと板チョコを割るように小分けにできます。そのとき使いたい量を調整できるのでとっても便利♪ 必ず冷凍用のジップロックを選んでくださいね。

冷凍した離乳食を安全に解凍するには?

自然解凍はキケンがいっぱい

さてフリージングした離乳食はどうやって解凍するのがよいのでしょうか。「自然解凍が一番おいしそう」と思っている方は要注意! 解凍に時間のかかる自然解凍は雑菌が繁殖しやすく、免疫機能の未熟な赤ちゃんには適しません。

特に夏場は室温が高く、食材がすぐに傷んでしまいます。暑い時期は絶対に自然解凍をしないようにしましょう。

離乳食の解凍には、加熱が必須

一度凍らせたものを食べるときに安全なのは、加熱をすること。具体的には、鍋で温めるか、電子レンジで加熱しましょう。

しっかりと熱することで多くの菌を死滅できます。中心部も含め、全体が75℃以上になるのが目安です。

おすすめ解凍は、レンジでチン!

おすすめ解凍方法はやっぱり電子レンジ。耐熱容器に入れてスイッチを押すだけなのでとっても簡単です♪

ただしレンジ加熱は水分が蒸発するのでパサパサになりがち。先にポットのお湯を少し加えてから加熱すると、乾燥しすぎずおいしく仕上がります◎

解凍したもの、食べ残しは冷凍厳禁!

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一度解凍したものは雑菌が増えやすいため、たとえ余ってしまっても再冷凍するのはやめましょう。

また、一度口につけたものや、口につけたスプーンに触れたものも冷凍厳禁。たとえ赤ちゃんでも口の中には、雑菌が多く存在します。それが付着した離乳食は雑菌が繁殖しやすいのです。

もったいないと思ってしまっても、食べ残しを冷凍するのはやめましょう。

正しい方法で安全なフリージング&解凍方法で、離乳食ライフを楽しんでくださいね♪

画像:pixta(商品画像を除く)