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離乳食完了期(1歳〜1歳半)の量や献立、ママも楽チンなレシピたちもご紹介!

初めての誕生日1歳を迎える頃、離乳食の完了期に入ります。離乳食完了期と呼ばれる時期では、どのようなことに気をつけたらいいのでしょうか? 1日に食べさせる食事の量や固さ・大きさ、気をつけるべき食材、献立のたて方、オススメのレシピもご紹介します。揚げないかぼちゃコロッケや巻かないオムライスなど、ママの手間も抑えたレシピです。あと少しの離乳食メニューの参考にしてくださいね♪

離乳食完了期は1歳〜1歳半

離乳食完了期は、1歳から1歳半頃を指します。

月齢以外にも、赤ちゃんが食べることに対し積極的で、手づかみ食べをする、スプーンフォークなどを使い自分で食べたがる、食べることを楽しんでいる、などのポイントが離乳食完了期へと移行する目安です◎

食事回数は1日3回食で、おやつもスタート!

離乳食完了期の食事の回数は大人と同様、朝昼晩と1日3回に。食事と生活のリズムを整えましょう♪

さらに、食事で足りなさそうであれば、1日1〜2回ほどのおやつをあげてもOKです。食事が入らなくならないよう、10時、15時頃にするのが良いですね。

母乳・ミルクもまだ飲む頃だけれど、離乳食からほとんどの栄養を摂取できるようになっています。

しかし、離乳食完了期だからといって大人と同じ食事ができるわけではないので、赤ちゃんの成長に合わせて食べ物の大きさや固さ、味つけなども変えてあげましょう。

離乳食完了期の量はどのくらい?

離乳食完了期の1回の食事あたりの目安量はこちらです。
ごはん類、果物・野菜、魚や肉などもう1食材の3つの要素で考えます。

ごはん類は、ごはんでも軟飯でも80g。

果物や野菜は40〜50g。

もう1食材は、魚や肉なら15〜20g、豆腐なら50〜55g、卵なら全卵1/2〜2/3個、乳製品なら100g(大さじ7杯)です。

これはあくまでも目安になっているので、赤ちゃんの成長や食欲などに合わせて量を調節してあげてくださいね◎

固さや大きさはどのくらい?

歯ぐきで潰せるほどの、肉団子やバナナくらいの固さが目安です。

離乳食完了期前半ご飯は軟飯で、後半慣れてきたら普通のご飯の固さでも食べれるようになってきます。ゆっくり進めてあげてくださいね。

大きさの目安は1cm角ほど。一口サイズの大きさなら赤ちゃんが手づかみでも食べやすいのでオススメです♪

離乳食完了期の献立

離乳食完了期に食べられる食材は?

離乳食完了期に入ると、ほとんどの食材が使えるようになります。気をつけて欲しいのは、塩分や脂質が多いものや、添加物が含まれているもの。赤ちゃんの体には負担が大きいことがあります。

また、母乳をまだまだ飲んでいる場合は不足しやすい鉄分やカルシウム、ビタミンDなどが摂れる肉や魚、大豆や乳製品、キノコなどを積極的に取り入れるようにしましょう◎

食中毒やアレルギーの可能性がある食材に注意

食べさせてはいけないものとして、食中毒の恐れがあるので刺身は3歳以降に。そばやピーナッツ、パイナップルやマンゴーなどもアレルギーの原因となるので慎重に与えてくださいね。
新しい食材に挑戦するときは、事前にアレルギーの可能性を調べておきましょう。

また、ボツリヌス症の予防のため、はちみつは満1歳になるまで与えてはいけません。以下厚生労働省のホームページを参考にしてください。

(略)
2. ハチミツは1歳未満の赤ちゃんにリスクが高い食品です。

ボツリヌス菌は、土壌中などに広く存在している細菌です。ボツリヌス菌が食品などを介して口から体内にはいると、大人の腸内では、ボツリヌス菌が他の腸内細菌との競争に負けてしまうため、通常、何も起こりません。
一方、赤ちゃんの場合、まだ腸内環境が整っておらず、ボツリヌス菌が腸内で増えて毒素を出すため、便秘、ほ乳力の低下、元気の消失、泣き声の変化、首のすわりが悪くなる、といった症状を引き起こすことがあります。ほとんどの場合、適切な治療により治癒しますが、まれに亡くなることもあります。
なお、1歳以上の方にとっては、ハチミツはリスクの高い食品ではありません。

3. ボツリヌス菌は熱に強いので、通常の加熱や調理では死にません。1歳未満の赤ちゃんにハチミツやハチミツ入りの飲料・お菓子などの食品は与えないようにしましょう。

一般的に、ハチミツは包装前に加熱処理を行わないため、ボツリヌス菌が混入していることがあります。また、ボツリヌス菌(芽胞)の耐熱性は120℃,4分とされており、通常の加熱や調理では死にません。

献立の立て方

味の濃さや大きさ、柔らかさに気をつければ、大人の料理と離乳食を一緒に作ることができます。ママは少し離乳食作りが楽になってきますね♪

離乳食完了期も炭水化物、ビタミン・ミネラル、タンパク質とバランスが良い三角食を心がけるようにしましょう!

自分でごはんを食べる意欲を引き出すため、手づかみ食べしやすい料理にしたり、スプーンやフォークなどを準備しておくようにしましょう。

離乳食完了期のオススメレシピ

ほうれん草ビビンバ丼

材料

・にんじん…20g
・豚ひき肉赤身…20g
・溶き卵…1/2個
・しょうゆ 少々
・砂糖 少々
・ごま油 少々
・ごはん…80g

作り方

1. ほうれん草をゆでて水にさらす。7~8㎜に切る。
2. にんじんはせん切り。ラップをして電子レンジで加熱する(30秒)。
3. フライパンにごま油を熱し、ひき肉、溶き卵を入れる。しょうゆ、砂糖をふり、炒める。
ポイント:フライパンの中で具材が混ざらないように
4. ご飯をよそった丼に、1、2、3を彩りよくのせる。

スティックアップルパイ

材料

・春巻きの皮…2枚
・りんご…60g
・カッテージチーズ…30g
・水溶き薄力粉…適量

作り方

1. 皮と芯を除いたりんごをせん切り。
2. 春巻きの皮は半分に切って横長に置き、カッテージチーズをぬり、1を横長に広げる。巻き終わりに水溶き薄力粉をぬり、手前からまく。
3. トースターの天板にアルミをしき、2を乗せて焼く(片面3分ずつ)

炊飯器でコーンピラフ

材料

・米…1合
・コーン(缶)…30g
・玉ねぎ…30g
・にんじん…30g
・鶏むねひき肉…50g
・塩…ひとつまみ
・バター…10g

作り方

1. 炊飯器に米、メモリまでの水を入れ、吸水する(30分~)。
2. 玉ねぎ(30g)、にんじん(30g)はみじん切りにする。
3. 1に塩を入れひと混ぜする。
コーン缶のコーン(30g)、2、鶏ひき肉(50g)を乗せ、炊飯する。
ポイント:生のとうもろこしがない場合はコーン缶でもOK。
具はのせるだけで混ぜません。混ぜてしまうと水が対流せずご飯に芯が残ってしまう。
4. 炊きあがったらバター(10g)を加え、軽く混ぜる。

揚げないかぼちゃコロッケ

材料

・玉ねぎ…1/4個(60g)
・かぼちゃ…1/5個(200g)
・粉チーズ…大さじ1
・パン粉…大さじ4

作り方

1. 耐熱容器にみじん切りにした玉ねぎ(60g)を入れ、ラップをして電子レンジで加熱する。(600W1分)
2. ボウルに加熱したかぼちゃ(皮つき200g)を入れ、フォークの背で粗くつぶす。1、粉チーズ(大さじ1)を加え混ぜ、ボール型に丸める。
3. フライパンを熱しパン粉(大さじ4)を入れ、きつね色になるまで炒る。2を入れて転がす。
ポイント:パン粉を細かくするように木べらで刻むように炒ると良いでしょう。
ポイント:冷凍保存する場合は、焼いた後1個ずつラップに包んでおくとよいでしょう。1~2週間以内に使い切るようにします。

カルボナーラ風うどん

材料

・卵黄…1個分
・粉チーズ…小さじ1
・牛乳…50cc
・サラダ油…少々
・アスパラガス…1本
・ゆでうどん…100g

作り方

1. ボウルに卵黄(1個分)、粉チーズ(小さじ1)、牛乳(50㏄)を入れてよく混ぜる。
2. フライパンにサラダ油を熱し、1㎜の厚さに斜め薄切りにしたアスパラガス(1本分)、2㎝長さに切ったゆでうどん(100g)を入れ、アスパラガスに火が通るまで炒める。
3. 1を加え、弱火でじっくりとろみがつくまで炒め合わせる。
ポイント:卵にしっかり火が入るように炒めます。

市販のルー不使用! ひき肉とにんじんのハヤシライス

材料

・にんじん…50g
・玉ねぎ…50g
・じゃがいも…50g
・合いびき肉…50g
・水…100㏄
・軟飯…80g
・ケチャップ…大さじ1
・ウスターソース…小さじ1

作り方

1. にんじん(50g)、玉ねぎ(50g)、じゃがいも(50g)は粗みじん切りにする。
2. 鍋に合いびき肉(50g)、1、水(100㏄)を入れ加熱する。
ポイント:細かく刻んだじゃがいもを煮込むことで、とろみをつける。
3. ケチャップ(大さじ1)、ウスターソース(小さじ1)を加えて煮る。
ポイント:市販のルーを使わず、自宅にある調味料とじゃがいもで仕上げる。

巻かないにんじんオムライス

材料

・にんじん…20g
・ツナ…10g
・軟飯…80g
・ケチャップ…小さじ1/2
・卵…大さじ1

作り方

1. 耐熱容器に5㎜角に切ったにんじん(20g)を入れ、ラップをして電子レンジで加熱する(600W1分)。
2. ツナ(10g)、軟飯(80g)、ケチャップ(小1/2)、卵(大1)を加え混ぜ、一口サイズにしてラップにくるむ。
ポイント:卵で巻く工程がない。
3. 耐熱皿ごと電子レンジで加熱する(600W1分~)。
ポイント:卵がしっかり固まるように、加熱時間は調節する。

まとめ

離乳食完了期になると、回数も食材も大人と変わらなくなってきます。一緒に同じ食事を楽しめるのは家族としても嬉しいですね。
ただし、記事で紹介した通り、食中毒やアレルギーの危険性がある食べ物、大人には問題がなくとも赤ちゃんは食べられない食べ物もあります。事前チェックは怠らないようにしましょう。
これからどんどん食事の楽しみを共有できるのが楽しみです。