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離乳食中期(7〜8ヶ月)の量や味付けの目安、おすすめ食材、献立やレシピを紹介!

離乳食を開始して徐々に赤ちゃんが口に入れることや飲み込むこと食べることに慣れてきたら、いよいよ離乳食中期に突入です! 離乳食初期の頃とはどこが違ってくるのでしょうか? 離乳食中期を開始する目安や、調理ポイント、離乳食中期のオススメレシピなどをご紹介します♪ 楽しみながら離乳食中期も進めていきましょう!

離乳食中期は2回食の始まり!

7〜8ヶ月頃を目安に開始しよう

離乳食中期の始まりは、離乳食を開始して2ヶ月が経った頃。スプーン1さじを上手に飲み込めるようになり、お座りもしっかりできるようになってきたら離乳食中期へ! 月齢の目安は7〜8ヶ月頃です。

赤ちゃんもママも少しずつ離乳食に慣れてきたのではないでしょうか? 赤ちゃんは食への興味も広がり始め、ごっくんと飲み込むことが上手になってきます。そのため、離乳食中期は離乳食初期の頃よりも味や舌触りのバリエーションを広げ、食べられる食材を増やしていきましょう。

また、離乳食中期は1日2回食にすることで、食事のリズムをつけていきます。1日2回、午前と午後のできるだけ同じ時間に毎日食べさせましょう◎ 赤ちゃんのお腹が空き離乳食への食いつきがよくなるので、離乳食と離乳食の間は4時間ほど開けると良いですよ。

離乳食中期の調理ポイント

離乳食の固さは豆腐くらい

離乳食中期に入る頃、赤ちゃんは舌と顎を使いながらモグモグ食べができるようになってきます。調理状態は、舌で潰せる豆腐くらいの固さが目安です。

滑らかにすりつぶしていた初期からステップアップし、柔らかく茹でた小さな固まりを食べさせてみましょう。最初は2mm角、慣れたら3〜4mm角に大きくしていき、自分で潰し飲み込めるようにしていきます。

しかし、急に固くすると赤ちゃんもびっくりするので、徐々に固さを変えたり、小さめのものから取り入れるようにしていきましょうね。

量はどのくらい?

離乳食中期では、最終的に、主食にあたる粥やパン、野菜・果物、魚や肉などの3種類を食べさせてあげるようにしましょう。

1回あたりの目安はこちらです。

主食系は、7倍粥〜5倍粥なら50〜80g、パンなら15〜20g。

野菜や果物は、20〜30g。

その他の魚や肉などは、魚や肉であれば10〜15g、豆腐なら30〜40g、卵なら卵黄1個〜全卵1/3個、乳製品なら50〜70g。

離乳食の量はあくまでも目安となっているので、赤ちゃんの成長や食欲などにより量を調節してあげる必要があります。なので離乳食のあとはまだまだ母乳やミルクをしっかり与えてあげてくださいね♪

味付けに調味料を使っても良いの?

離乳食中期は、かなり少量の塩や味噌、醤油ならば使えるようになります。

しかし、素材そのものの味や出汁だけでも十分◎ 食材のレパートリーを増やし、いろいろな素材の味にチャレンジしてみましょう!

離乳食中期向きの食材

離乳食中期では、離乳食初期に加えてさまざまな食材を食べることができます。
栄養の分類別に紹介していきます。

炭水化物なら、コーンフレークや里芋などにチャレンジできるようになります。スパゲッティやマカロニは、離乳食中期の後半から試してみましょう。

ビタミン類は、アスパラガス、レタス、さやえんどうを食べることができます。離乳食中期の後半からは、ピーマンやひじき、わかめもOKです。

ミネラル類は、ぶどう、みかん、焼きのりなど。

タンパク質は、鮭やたら、ツナ缶、鶏肉が可能。離乳食中期の後半からは、卵白なども少しずつ食べさせてみましょう。

納豆や、乳製品である無糖のプレーンヨーグルト、カッテージチーズも食べ始めることができます。牛乳も離乳食の食材として使用可能です◎

新しい食材を取り入れる場合は、1日1種類1さじまで。数回食べてみて大丈夫だったら、他の食材を食べさせるようにしてみてくださいね。

離乳食中期の献立はどうする?

離乳食中期になると、献立を考える必要がでてきます。

炭水化物、ミネラル・ビタミン、タンパク質が1回の食事でセットになるような献立が理想です。

炭水化物はおかゆなど、ミネラル・ビタミンは野菜や果物など、タンパク質は豆腐や魚などからとることができます。

また、1回目と2回目の食事では、食材にできるだけ変化があったほうが栄養バランスも整いやすいです♪

母乳育児の場合は特に鉄分が不足しがちなので、ビタミンDが摂れる魚、肉、卵なども意識して献立に取り入れてくださいね。

離乳食中期のオススメレシピ

ほうれん草の基本のレシピ

材料

・ほうれん草…適量

作り方

1. ほうれん草の葉先をゆでる(20g)
ポイント:始めは柔らかい葉先のみを使います。
2. 水にとってさらす。
ポイント:水にさらしてしっかりあく抜きします。

ほうれん草とささみのクリーム煮

材料

・ほうれん草…20g
・コーン缶…10g
・鶏ささみ…10g
・豆乳…100ml
・片栗粉…小さじ1/2

作り方

1. ほうれん草の葉先をゆでて水にさらす。
2. 1はみじん切りに、コーン、鶏ささみもみじん切りにする。
3. 鍋に材料をすべて入れ、とろみがつくまで加熱する。
ポイント:片栗粉を入れたら、絶えず混ぜながら加熱するとだまになりにくい。

豆腐の野菜あんかけ

材料

・豆腐 …40g
・大根 …15g
・にんじん…15g
・お麩 …5g
・だし汁…100㏄

作り方

1. 大根、にんじんをゆで、みじん切りにする。
2. 鍋に1、だし汁、すりおろしたお麩を入れ、とろみがつくまで煮る。
3. 加熱して粗くつぶした豆腐を皿に盛り、2をかける。

りんごコールスローサラダ

材料

・りんご…10g
・キャベツ…15g
・にんじん…5g
・ヨーグルト…10g

作り方

1. りんご、キャベツ、にんじんはみじん切り。
2. 耐熱容器に入れ、ラップをして電子レンジで加熱する(40秒)。
3. 冷めたらヨーグルトとあえる。

コーンポテトグラタン

材料

・とうもろこし…1/4本(50g)(すりおろし後15g)
・じゃがいも…1/4個(30g)
・水…大さじ1
・ツナ水煮缶…5g

作り方

1. 生のとうもろこし(50g)をすりおろす。(裏ごさない)
2. じゃがいもは一口大に切る。
3. 耐熱容器に2、水を入れ、ラップをして電子レンジで加熱する(1分30秒)。
4. じゃがいもをつぶし、水を切ったツナを加え混ぜ、1を乗せ、ラップをして電子レンジで加熱する(30秒)。

かぼちゃスティック

材料

・レーズン…大さじ1
・かぼちゃ…1/12個(80g)
・片栗粉…大さじ1
・粉ミルク…小さじ1
・湯…大さじ1
・サラダ油…少々

作り方

1. レーズンを湯通しして刻む。
ポイント:レーズンの油や砂糖のコーティングを、湯通ししておとします。
2. ボウルに加熱して皮をむいたかぼちゃ(80g)、片栗粉(大さじ1)、お湯に溶いた粉ミルクを入れつぶしながら混ぜる。1を加え混ぜ、スティック状に成形する。
ポイント:粉ミルクの代わりに、豆乳や牛乳にもアレンジ可能です。
3. フライパンに油を熱し、2を並べて転がしながら焼く。
ポイント:冷凍保存する場合は、焼いた後1本ずつラップに包んでおくとよいでしょう。1~2週間以内に使い切るようにしてください。

しらすとわかめのうどん

材料

・しらす…10g
・乾燥わかめ…1g
・ゆでうどん…40g
・だし汁…150ml

作り方

1. しらす(10g)はお湯につけ、みじん切りにする。
ポイント:しらすはお湯につけて塩抜きをします。
2. わかめ(1g)はお湯で戻し、みじん切りにする。
3. 鍋にみじん切りにしたゆでうどん(40g)、1、2、だし汁(150ml)を入れて火にかけて煮る(5分)。
ポイント:だし汁は昆布だし、かつお昆布だしなどお好みで。

にんじん入り豆腐ハンバーグ

材料

・絹ごし豆腐…100g
・鶏ささみ…100g
・にんじん…25g

作り方

1. 絹ごし豆腐(100g)、鶏ささみ(100g)、にんじん(25g)はゆでておく。
2. 1をブレンダーでペースト状にする。
ポイント:ブレンダーを使えば、時短になり、大量に作るときもラク。
3. フライパンに油を熱し、2をスプーンでおとして両面焼く。
食材は加熱されているので、表面が焼き固まればOK。
ポイント:冷凍保存する場合は、焼いた後1つずつラップに包んでおくとよい。

まとめ

少しずつ離乳食のレパートリーが広がると、赤ちゃんの味覚に対する表情も増え、離乳食作りも楽しくなってきます♪ 赤ちゃんと美味しく楽しい時間を過ごしてくださいね。